Electric Guitar

エレキ・ギターの主な種類と選び方

1930年代のアメリカでアーチトップギターから派生していったソリッドのエレキギター。ギターアンプに接続する事で音を鳴らします。箱型ではなく板になっているボディが特徴です。

エレキギターの相場

価格帯目安

エレキギターの産地ごとの大まかな相場は以下の通りです。
製造低価格帯
初心者向け
中価格帯
上位グレード
高価格帯
1点物
アメリカ20万円前後30万円前後50~80万円前後
日本10~20万円前後20~30万円前後30~50万円前後
韓国7~15万円前後15~25万円前後25~35万円前後
インドネシア7~10万円前後10~20万円前後
メキシコ7~10万円前後10~15万円前後
中国3~5万円前後5~10万円前後

選び方その1 - 形の種類

エレキギターの形や種類は膨大にありますが、多くは以下の形から派生しています。
発案元トレモロ持ちやすさサスティン主な用途
テレキャスター
Telecaster
Fender無しRock
Pop
Funk
Contry
Jazz
ストラトキャスター
Stratcaster
Fender6点Rock
Pop
Funk
ディンキー
Dinky
Jackson2点×Rock
Hard Rock
Metal
レスポール
Les Paul
Gibson無しRock
Hard Rock
Metal
エスジー
SG
Gibson無しRock
Hard Rock
Metal
フライング・ブイ
Flying V
Gibson無しRock
Hard Rock
Metal

Fender系

テレキャスター (Telecaster)

1949年にLeo Fenderによって発明された箱ではなく板状であるソリッドボディのエレキギター。ひょうたん型であるギターの下部分が高音部分を弾いた時に、手に当たらないように削ったシングルカッタウェイが特徴です。

ストラトキャスター (Stratcaster)

1954年に開発されたLeo Fenderによるエレキギター。ひょうたん型であるギターの上下を削り、肘や脇腹に当たる部分に傾斜をつけて、持ちやすい形状になっています。 6支点のシンクロナイズド・トレモロが装着され、アーミング奏法が出来るようになっています。トレモロの分、テレキャスターと比べるとサスティン(響きの長さ)が短い特徴があります。

ディンキー (Dinky)

1980年代よりEdward Van HalenやJacksonなどによって誕生したストラトキャスターの発展形ギター。スーパー・ストラトとも呼ばれます。 より持ちやすく切削して、22~24フレットまで容易に弾けるようにされています。 フロイドローズなどの2点トレモロによって、ストラトキャスターより激しいアーミング奏法が出来るようになっています。 ノイズに強いハムバッカーを搭載しているためロックやメタル系の音楽で多用されます。

Gibson系

レスポール (Les Paul)

1952年にGibsonがアーチトップギターを元に発展させたエレキギター。内部は切削して空洞を持つチェンバードボディになっています。 ブリッジはチューン・オー・マチック(TOM)と呼ばれるものが使われます。 ノイズに強いハムバッカーを搭載しているためロックやメタル系の音楽で多用されます。

SG

1961年にGibsonがレスポールから派生させた薄型のソリッドボディのエレキギター。基本的な仕様はレスポールと全く同じですが、腕や上半身が当たる部分に傾斜を入れて持ちやすくしています。

Flying V

1958年にGibsonがレスポールから派生させたV型のソリッドボディのエレキギター。基本的な仕様はレスポールと全く同じです。座った時、クラシックギターのように持てるような形状になっています。